白金ETFとは、白金(プラチナ)価格に連動する上場投資信託であり、正式名は「プラチナ価格連動型上場投資信託」と言います。
白金ETFは、現物のみで運用する投資信託を有価証券化し上場したもので、各投資家の購入額に応じて白金ETFの設定会社が現物の白金を保管し、万一取り扱い会社が破綻したとしても保護される仕組みとなっています。
現在白金ETFは、英国ETFセキュリティー社がロンドン証券取引所に上場したものやスイス・カントナル銀行が発売したETFが挙げられます。
白金は燃料電池や食品・医療分野の需要が高く、需要としても景気に左右されにくい金属でもあります。
それを反映してか、不景気でも白金ETFは人気が高いようです。
サブプライムローンなどであらゆる価格が下落する中、ニューヨーク白金期近は固い値動きを見せているようです。
これは白金ETFが安全資産としての投資需要が旺盛であること、また産業向け需要が増えているという背景もあるのかもしれません。
アメリカを中心に回復ムードが高まれば白金需要の増加の期待も強くなり、白金ETFもますます注目を浴びることとなるでしょう。
白金ETFは今後期待が持てる投資なのでしょうか?
白金の需要としては自動車向けの浄化装置の触媒が最大とされていますが、エコカーの実用化が広がり、自動車の燃料乾電池需要も見込まれています。
こうした電池の触媒には白金をかなり必要とするため、自動車分野での需要の拡大に期待が膨らみます。
また、科学分野では食品の参加を防ぐ添加物や健康食品などで「プラチナナノコロイド」が注目を浴びています。
これは白金を10億分の2メートルという超微粒子に加工し、保護剤を使用して溶液にしたもので、体内で発生する活性酸素を抗酸化力で抑制する機能が話題となっています。
特に「シスプラチン」というプラチナ微粒子は抗がん作用があるとされ、需要に期待が掛かります。
こうした産業向けの需要増加や経済回復が見込めるとなると、白金ETFの投資需要も増加することでしょう。
しかし、白金ETFは為替相場にも影響する事は念頭においておかなければなりません。
また、白金産出国である南アフリカの動向も注目するべきでしょう。
ETFに投資する場合はこうした供給側の問題にも目を向けなければなりません。