銀ETFとは?

銀ETFの正式名は「銀価格連動型上場投資信託」です。
銀の現物のみで運用する投資信託を有価証券化し、証券取引所に上場させたものが銀ETFです。

他の投資法だと「銀貨」や「銀塊」を保有する方法がありますが、銀は空気中の硫黄と化学反応して変色するため、現物のままの保管が難しい金属でもあります。
そう考えると、銀そのものを保有しなくても投資できる「銀ETF」は一番効率の良い方法といえます。

しかし、現在日本で銀ETFの取扱はありません。
もし購入したいのであれば、アメリカで口座を開く必要があります。
アメリカの証券取引所には「iShares Silver Trust (SLV)」とう商品が上場しています。
そのため、ETF初心者には難しい投資であるのが現状です。
しかも金が「富の象徴として蓄えられる金属」であるのに対し、銀は「工業用原料として消費される金属」である違いもあります。
金ETFの経験があっても、値動きは全く違うものと考えるべきでしょう。

銀ETFの将来性は?

銀は身近な所では宝飾品の材料として使用されていますが、代表的な工業製品としては写真フィルムが挙げられます。
しかし、最近ではデジタルカメラの普及により需要は激減しています。

反面、コンピューターや携帯電話、DVD-Rや薬、殺菌剤や消臭剤といった様々な分野での使用拡大も見込まれています。
こうした使用量が増すことで貯蔵量が減少し、銀の価格が上昇するのではないかという期待が一部の投資家の間で膨らんでいます。
有名な所では「金持ち父さん貧乏父さん」の著者で知られている投資家のロバート・キヨサキ氏が銀投資を進めていたことから銀ETFは注目を集めました。

しかし金融危機の際、金の価格は上がったものの銀の価格は下落しています。
原則金の価格動向とは一致しないと考えるべきです。
今年に入り多少価格は持ち直したものの、不景気による工業需要の見通しはまだ不透明なままです。
銀価格は工業品の需要の回復によりまた値動きがあるでしょう。
このように、銀ETFは経済動向も踏まえながら購入を考えるべき商品とも言えます。


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